不動産購入の条件整理のコツとは?
「失敗しない賢いマイホームの買い方」に大切なのは、この条件の整理です。
新築戸建・新築マンション・中古戸建・中古マンション、どのような種類の不動産を最終的に購入するとしても同じことです。
どれだけ物件の情報を収集しても、自分がどのようなマイホームを買いたいか分からないままでは、購入した後に後悔してしまうことになりかねません。
マイホームを購入するときには様々な条件があります。
予算は?物件の種別?駅からの距離は?小学校区?職場までの距離?土地の大きさ?実家までの距離?室内の広さ? などなど様々です。
このような条件をまとめて総合的に判断し、最終的にひとつの不動産を購入するのです。
この条件整理にはコツがあります。
そのコツをご紹介します。
条件整理のコツ
不動産を購入するとき、いろいろな物件があって目移りするかもしれません。
しかし、意外なことにその条件は3つに集約されるのです。
- お金
- 立地
- もの
この3つの条件を整理していくと、あなた自身が購入するべき不動産が見えてきて、不動産購入に『失敗』しなくなります。
条件① お金
不動産でお金といえば「資金計画」などの言葉が使われます。
ただ、注意する点があります。
不動産会社や、営業担当にとっての「資金計画」の意味が違うことが多いのです。
例をあげると以下のような意味合いで使われることがあります。
- 年収の7倍くらい住宅ローンで借りれる
- 不動産購入時にかかる諸費用の概算
- どれくらい住宅ローンを借りるといくらの月々支払いになるのか
ここでいう「資金計画」とは、あなたにとって不動産購入に使っていいお金の額をハッキリさせる、という意味です。
住宅ローンには「借りれる額」と「借りていい額」があります。
借りられる額
借りられる額とは、あなたの年収や勤め先の現状で、いくらぐらい住宅ローンが借りれるか、という意味です。
ただ、この「借りられる額」をMAXまで住宅ローンを借りてしまうと、月々のお支払いがかなり生活費を圧迫してしまうことが多いです。
借りていい額
借りていい額とは、あなたが無理なく支払える月々の支払いから逆算して住宅ローンの借入額を算出する、という意味です。
この「借りていい額」を算出した住宅ローンの借入額をベースに予算を決めてマイホームを購入すると、ゆとりのある生活が送れます。
資金計画のコツ
まずは予算を決めて、その中で新築戸建や新築マンション、中古戸建、中古マンションを探すことをおすすめします。
なぜなら、不動産は需要と供給によって「市場」が成り立っているので一定の相場があるためです。
高ければ高いほどいい物件。
それが不動産の特徴です。
予算をカッチリと決める前にマイホーム探しを始めてしまうと、当初決めていた予算を超えて「借りれる額」まで対象が拡がってしまい、マイホーム購入後に毎月支払う住宅ローンで苦しんでしまうことになる可能性が高まります。
物件を見る前に必ず適切な「資金計画」をして予算を決めましょう。
条件② 立地
不動産はその名の通り「不」動産、動かせない財産です。
動かせないがゆえに、「立地」はかなり重要です。
建物が気に入らなければ、「リフォーム」「建て替え」などの選択肢があります。
しかし、「立地」はそうそう変えられません。
マイホーム購入の際にはこの「立地」を重要視して探すことをおすすめします。
ただ、立地にこだわればこだわるほど、物件の金額が高くなります。
情報収集で物件を見比べていきましょう。
条件③ もの
ものとは、ここではその土地や建物の大きさや築年数、間取りなどのことを言います。
こちらも「立地」と同じくこだわればこだわるほど物件の金額が上がってきます。
単純ですが、中古より新築の方が高い場合が多いですし、小さいより大きい方が高いです。
あくまで今まで関わってきたお客さんの傾向ですが、「立地」と「もの」では最終的に「立地」を選ばれるお客さんが多かったです。
やはり「不」動産だからだと思います。
まとめ
『不動産購入の条件整理のコツ』いかがでしたでしょうか?
不動産の購入は一世一代の買物ですし、誰しもが『大成功』を願うはずです。
しかし、それ以上に『失敗』があってはならない、と僕は思います。長い長いこの先の人生を共にする我が家なのですから。
資金計画をして「借りていい額」の上限を決めて物件を探し始めると「立地」と「もの」のどちらかで折り合いを付けていくことになります。
物件情報を収集していきながら「お金」「立地」「もの」のバランスを見ながらあなたの条件整理をしていきましょう。
そうすれば、あなたにとってきっとピッタリなお家が見つかるはずです!